「ありがとう」連射術

通勤の人々

以前の記事で「ありがとう」を繰り返し唱えることが
潜在意識を浄化するとお伝えしました。

「ありがとう」万遍法のおさらい

潜在意識自体には悪意も善意もないが、あなたの意識に刻み込まれ
た過去の言葉や行動や叱責が思考と行動を狭い方向に制限してる。

この洗脳された潜在意識を浄化して、制限ではなく応援してくれる
意識に改良する必要がある。
そのためにありがとう万遍法で感謝を刷り込んであげる。

「ありがとうございます」を無心に唱え続けて、ネガティブな潜在
意識に、ひたすらポジティブ勢力を増やしてゆく。
声は大きくなくてもかまわない。
「ありがとう」を5回を連続して唱えたら「正」を紙に記すという
黒板投票方式でよい。
多い方がいいが目安は数千回のきりのいい回数に設定する。

ということでした。
書く回数を節約するために、3回唱えて一画を記してゆくのもいい
かもしれません。
そうやって潜在意識をポジティブに変化させることがパワフルな引
き寄せに直結するのです。潜在意識がポジティブ化されない限りは
引き寄せの結果も限定されたものになる傾向があるようなのです。

ありがとうを拒もうとする意識

最近ですが、
どこかのサイトに「ありがとう」でもただ回数を唱えるだけでは
意味がないと書いてあるのを見かけました。
どうやら「ありがとう」は必要とされる場面で用いてこそであり、
一人で呪文のようにつぶやくだけでは何も意味がないという趣旨
のようでしたが、意味はあるんですね。

世の中には素直に「ありがとう」と言えない人がわりと多いんです。
また「ありがとう」と言えても心がこもらない人が多いんです。

そういう人は顕在意識で「ありがとう」という言葉の深い心をスル
ーしているわけです。
もちろんだからといってすぐに目に見える禍に遭うわけではありま
せんから、「ありがとう」なんてそもそもたいして意味ないのでは
ないかと決めつけさらに軽視してしまうのです。
そういう人が「ありがとう」を言う時は相手に冷たいと思われない
ために形式的に発しているにすぎないかもしれません。

どうしてそんな悲しい態度になってしまったんでしょう。
ひとつには性格の問題があり、さらに人間関係のもたらす喜びへの
理解欠如、さらに幼少時から何も与えられなかった経験の蓄積、あ
るいは逆にいつも全てを満たされすぎたための学習機会欠如、そし
て過去に感謝してた人に裏切られたトラウマがあったり、こちらは
証明できませんが前世での裏切り事件の反動が基本性格を構成して
いるなんてことがあるのかもしれません。

いずれにせよ他人に対する態度や性格に残念な欠陥があるのです。
たとえば人の外見や体形、個性的形状、頭髪、清潔感、道徳、匂い
等の主観、障害、習慣、人種、宗教、信条、政治的類別などに関し
て偏見や差別が完璧に自動化されている場合があり、それもあまり
にも瞬間的に行われるためにそれは自分由来てはなく超越的な真実
のごとく誤解しているわけです。

それらの全ては潜在意識の一部が先ほど列記したような理由で歪め
られて傷つけられたことに起因しているのです。

だからこそまずネガティブでいっぱいな潜在意識に少しずつ、これ
でどうだ、これでどうだと淡々とポジティブな言葉を投下してゆき
ポジティブとネガティブのバランスを少しずつ逆転させる必要があ
るのです。
この逆転が成功しない限り、いかに望みを強力に願っても同時にあ
るネガティブパワーの方が本当の望みだと潜在意識は判断してしま
うわけです。
一日に何千回もありがとうを唱えるのは肉体的にも疲れて大変な部
分もありますが、生まれてこの方の潜在意識のゴミを圧倒するため
に必要な作業なのです。

その作業にさほど精神的な疲労や違和感を感じない、そうなってき
た方は次の方法でさらにネガティブ発想に直接的に切り込み、ポジ
ティブ勢力を倍加することが出来ます。

「ありがとう」連射術

連射って何かと言いますと、誰かに「ありがとう」を連続とて投げ
かけるというそのまんまの意味なんです。

えっ、訳がわからない?

まあ、落ち着いてください。
この「ありがとう」連射術のポイントは反論する暇がないほど連続
して短時間で「ありがとう」を次々に他人に投げかけてゆくのです。

全然わかんない!?

具体的に説明すると、そして実践して頂くとその意味が実感できる
と思います。

あなたはまず駅や学校前やビジネス街等で人々が行き交うところに
陣取ります。
もちろん通りの端とかです。駅などで改札に面した喫茶店があれば
そこで着席してでもいいです。別に目立つのが目的ではないのでベ
ンチや喫茶店の方が目立たなくて楽ですね。
これで準備完了。

そして目の前を通り過ぎる人々の一人ひとり全員に次々と「ありが
とう」「ありがとう」「ありがとう」と送る、これがこの「ありが
とう」連射術の唯一のルールです。

一人ひとりのお顔に一瞬だけ視線を合わせて送るのですが、都会の
そこそこの駅ですと人の流れが速いので顎の筋肉を動かし完璧に5
音を言おうとしても追いつかなくなると思います。

その時、ああ皆が平等なんだなって妙に納得します。皆さんが自分
の時間を割いて何らかの支配に従っている健気な姿。大体はまあ機
嫌よくなさそうにして足早に過ぎますが、それはすごく逞しいなと
も感じます。

そこで、過ぎ行く人のお顔に視線を合わせたら口の奥で舌だけを少
し浮かせて「ありがとう」、終わらぬうちにもう次の人が視界に現
れるのでその方にも口の奥の舌を動かし「ありがとう」、するとも
う次の人が視界に現れ、次々と「ありがとう」を連射!してゆくし
かないのです。
実際にやってみるとわかりますが、それはそれは結構大変な作業に
なります。

やがて人の流れの中から、普段自分がゆっくりすれ違う時には判断
してしまう人が突然に現れます。いえはっきり言いましょう。嫌っ
てしまう人が現れるのです。
通勤時間にピンクのランニング&短パンて何者? 何か威嚇の言葉
を叫ぶ汚い日雇い風の男。こんな時間に大きなキャリーバッグを引
いてよろよろ歩く田舎から来た雰囲気のサラリーマン。通りをショ
ートカットしようと右側通行の流れを遮る無神経なアホ女。

要はあなたが会いたくない嫌いな奴が必ず現れるのです。

しかし、ルールの流れに乗ったあなたは瞬時に気持ちを切り替えて
「ありがとう」と声をかけなければなりません。
その時、ああ、自分はこれまで彼(彼女)を差別していたけど、差
別しないことも可能なんだなと不意に気づくのです。彼(彼女)だ
ってそれなりに頑張ってるんだし気に入らない点だって彼(彼女)
にしてみれば仕方なくそうなっている部分があるのかもしれないと
初めて相手の立場で考えたり出来ます。アホ女だって急いで移動し
たい理由があるのかもしれないなと思い、そして、あっいけねっ、
俺は「ありがとう」投射中だったwと連射モードに戻ってゆきます。

私の言いたいメリットがわかってもらえましたか?
そうなんです。この「ありがとう」連射術は潜在意識の中に潜んで
いたネガティブ思考を跳ね除け、ポジティブ思考へと切り替えてゆ
くという素晴らしい効果があるのですよ。ネガティブ要素がひとつ
減り、ポジティブ要素となるのですからこれは「ありがとう」万遍
法としても大いに進歩できたわけです。

自分の中のネガティブを明らかにして退治できれば最高の効果とい
えるので、時間はそれほど長くなくて通勤通学の10分程度でもよい
かもしれません。
是非、自分の潜在意識を変えるチャレンジをしてみて下さい!

最後までご精読ありがとうございました!