iPhoneフル充電をやめて電池長持ち
スマホの電池寿命は本体の半分以下の約2年と言われています。
ところが実際には電池の減りが激しくなってきてそこまでもたないと
いう方も多いようですし、毎日、電池の減りを気にする方はかなり多
いみたいです。
そこで今回は電池の寿命を長持ちさせる方法を見ていきます。
第1段階はスマホ本体の設定
まず本体で無駄な電力をオフ設定することが必要です。
1マルチタスクで起動してるアプリの終了
2位置情報をオフにする
3画面の明るさを落とす
4Wi-Fi、Bluetoothをオフにする
5Wi-Fi接続を確認をオフにする
6各アプリのプッシュ通知をオフにする
7メール、必要のない時にプッシュをオフにする
8位置情報に基づくiAdをオフにする
9APPのバックグラウンド更新をオフにする
10起動していないアプリのバックグラウンド更新をオフにする
11AirDropをオフ
12APPの自動ダウンロードをオフにする
などなど、今さら私が列挙するまでもなく皆さんもう賢く設定されて
いるだろうと思います。
第2段階は電池自体を長持ちさせる充電方法
第2段階として電池を長持ちさせる充電方法というのがありますので
それをご紹介したいと思います。
昔むかし、携帯の電池は使い切ってから充電した方が電池が長持ちす
ると言われてた時代がありました。
これはニッケル電池やカドミウム電池についてはゼロ残量になる前に
充電してしまうと前回充電した付近でなぜか一気に放電電圧が低下す
るメモリー効果と呼ばれる現象が起きていたので、完全にゼロにして
から充電した方が長持ちするという対策があったのです。
しかし今や主流となっているリチウム電池を使っているスマホには、
この伝説的手法は使えないのです。
そればかりか真逆なことが起きます。
リチウム電池はゼロ残量にしても寿命が劣化しますし、フル充電にし
た場合も寿命が劣化するのです。
私たち現代人はいつからか数字に支配されているんですね。もしその
製品を使う場合は100%が絶対のように盲信して100%まで使いますが、
どうやらリチウム電池の方は腹八分目という知恵が通用する生き物み
たいなところがあるのです。
ゼロ残量にしてからフルまで充電するフルサイクル充電をたまにする
のがいいと言う意見がありますが、そこには認識の誤りがあります。
これは残量が80%なのに表示がフルになり充電が止まってる状態を解
消しているだけなのです。
当然以前より劣化分を抜いて多く充電できるので使える量は増えてま
すが、劣化についてはさらに進めてしまうのです。
専門家はなんと言っているか
リチウムイオン電池の開発に携わるMCさんが技術監修したYCさんのブ
ログ「電池の情報サイト」に次の解説があります。
リチウムイオンバッテリーは使い切ってから充電し、満充電状態にす
ると長持ちするというのは本当なのか?上述のようにバッテリーを使い切ってから充電し、満充電状態にした
方が長持ちするというのは嘘であるといえます。使用するDODの幅が大きくなるために劣化を早めるといえます。
そのため、先にも述べましたがDODの幅を狭めて、かつSOCが低い範囲
でのリチウムバッテリーを使用するように心がけましょう。電池の情報サイトより引用
専門用語を補足します。
DODは放電深度で、満充電百%から何%の容量を使ったかの幅を指
します。SOCは充電率、いわゆる残量のことです。
つまり電池の残量が少ない状態で少しだけ充電する方法を推奨されて
いるわけです。
一般に多いのは、帰宅してから充電コードをつなげてスマホを操作し、
寝る時もコードにつなげ放しで朝フル充電で出かけるという形ではな
いでしょうか?
充電率で言うと帰宅時2~30%程度から翌朝朝100%の運用です。
これはDODの幅が大きく最も劣化しやすい充電だったのです。
電池にやさしい充電の仕方の具体的な数字についてもMCさんはこう述
べてます。
よって、先にものべたような20~40%において電池を使おうと、意識し
てにこまめに充電することで、充電の回数が増えているケースでは、
逆に劣化しないこともあります。電池の情報サイトより引用
劣化しないことがあるなんてすごいと思いませんか!
このように残量20%で充電を開始し、40%になったら充電を止めて使
うのが一番優しいんです。
しかしこれではお昼ぐらいで使えなくなりそうですね。
そこで面倒ではありますが、電源か補助バッテリーを用意して昼間も
20%になったところで充電して使うのが賢い方法です。
これが電池を最も長持ちさせる使い方です。
上を40%で抑えるのは無理なので50%にしてもいいですか程度のアレ
ンジは全然オーケーだと思います。
是非、電池にやさしいエコな運用を目指してください!
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