カタカムナで悟る秘密

保久良神社

カタカムナの発見

カタカムナについてはご存知の方も多いと思いますが、おさらいを
しておきますと

太平洋戦争時、満州で軍用研究に従事していた楢崎皐月氏は終戦後、
星製薬社長星一氏(あのショート作家星新一氏の父)の援助で星製
薬内に「重畳波研究所」を設立し、様々な研究を行っていた。

1949年、楢崎氏が六甲山系の金鳥山付近で大地電気測定を行ってい
たところ、猟師風の平十字(ひらとうじ)から調査機材に苦情を申し
立てられる。楢崎氏が直ちに機器を取り外すと平氏はいたく感謝し
てお礼に平氏の父親が宮司をしていたカタカムナという神社のご神
体である巻き物を見せた。

ここ重要かと思います。高次の内容を受け取るべき素養がない者に
見せたところで観光に終わってしまう。逆に言えば平氏はその資格
を持つ者に巻き物の内容を授けるために、長い年月ずっと待ってお
り、ついにその者に巡り会えた。だから本来なら素性も知らぬ他人
には秘して当然のご神体を、待ってましたとばかりに見せたのだと
考えると不自然さが消えます。

そして物理の素養があった楢崎氏はこれはただのありがたい巻物で
はなく、深遠なる何かが秩序だって記されているのではと直感した
のだと思われます。
しかし、初めて見るその文字は円と直線の組み合わせからなる幾何
学的図形で、しかも縦書きではなく渦巻き状に綴られており、その
渦巻き状の文献は全部で80編もあるため、楢崎氏は平氏に時間を
かけて書き写す事を願い出ます。

もちろんそれが当初からの目的だった平氏もあっさり応えて20日
間、巻き物を見せに日参してくれます。
しかしこの時、楢崎氏はカタカムナ文字に圧倒されていたためか、
後の学術的発表に必須となる平氏やカタカムナ神社についての詳細
を何も聞かずに別れてしまった。

その後、楢崎氏が金鳥山を再訪してももはや平氏に会うことは出来
なかったのでした。

さて暗号は対比できる単語があって解読されるものですが、現代と
古代では見当をつけるのが非常に難しくなります。手掛かりは平氏
が話してくれた伝承のわずかな情報と古典である古事記、日本書紀
ぐらいだった。書き写しはしたものの楢崎氏がカタカムナ文字に取
り組むモチベーションを得て、解読解釈を完成するまでには長い歳
月を要することとなります。

カタカムナの秘密

由来が不明なため偽書と言われてしまいますが、古事記に登場する
神様が順序通りに書かれているので、古事記を編纂した稗田阿礼が
参考にした帝紀か旧辞の一部である可能性もゼロとは言えません。

またカタカムナが文系学者ではなく理系の楢崎氏により発見された
事で、より広い解釈の余地を得たのは幸運であったと言えます。

なぜなら単なる歴史記述に終わる事なく、同時に宇宙物理の真理に
迫る全く新たな切り口を得られたからです。
どういうことかと言いますと、カタカムナは大変理知的に構築され
た言語であり、現代物理学では一見無から現象が現れたかに見える
特殊な状態を、潜象界から表象界への双方を記述することで説明す
る波動物理学の神髄があると考えられるのです。

一例を挙げれば、イザナミとは波動であり、イザナギは粒子であり
潜象から表象が発生する変わり目は渦となり、これをウツシと表現
するのです。

それは最もパワフルでダイレクトな物理を表しているので、カタカ
ムナを唱えて祈ることは覚醒と悟りに非常に有効なようです。
唱えるとそれだけでオーラが濃く見え出し、アンテナに立てた人差
し指がピリピリとして来る事は私もその都度実感してます。
カタカムナを唱えて祈りや瞑想に使うとかなりの人々に効果がある
だろうと思い、この記事を書き始めています。

さて全部で80編あるカタカムナ文書ですが、形式としては歌謡で
あるとされ、カタカムナウタヒと呼ばれ80首と数えます。
最も重要なのは神様の名の出てくるところではなくて、カタカムナ
宇宙哲学?の基礎を構成していると言っても過言でない第五首と第
六首になります。
ネットや動画でも第五、六首が流布されてますが、なぜ第五、六首
が選ばれたか理由を説明してないケースが多いです。

その二首が選ばれた特別な理由があるのかという問いに対しては、
それらがカタカムナの仮名のアイウエオにあたる48音がダブるこ
となく網羅していることがまずあり、

さらに楢崎氏が策定した48音の読み方を他の首にあてると古事記
と同じ順序で神様の名前が現れたという事実は(後からの嵌め込み
創作でない限り)カタカムナの神聖さを証し立てたことになります。

また、それだけにとどまらず48音各々の一字が宇宙物理の様態、
力、作用、旋回を表していると考えて読み進めて行っても矛盾が
見つからないのも完璧さを証し立てています。

カタカムナの説く潜象波動物理

どうしてカタカムナにそれほどのパワーがあるのか、さらに考察を
深めていきましょう。
もともと宇宙は粒子ではなく波動から始まっています。物質を粒子
としか捉えられない物理学者はビッグバンの始まりを説明できない
ため、しまいにはビッグバンなかった説を作ってますね。

しかし鍵は波動ということです。

聖書も「初めに言葉があった。言葉は神と共にあった。言葉は神で
あった。全てのものはこれによってできた」と説いています。
この「言葉」は換言すれば「波動」です。

言葉 = 音 = 波動 となります。

聖書にも真実が残ってますね。

波動は振動数が高いほどエネルギーが大きくなります。
そして光は質量ゼロでしかもエネルギー最大級の波動と言えます。

肉体は物質の粒子として補足されますが、意識はどうなのでしょう。
勘の鋭いひとは、意識は電子か光かなと感じるでしょう。
粒子として見つからない意識はそういう風に現れる可能性があります。

実は既に人間や生物が発する微弱な光=フォトンは測定されてます。

生体からの極微量フォトン放射 – J-Stage

つまり人間は振動数の低い物質、粒子の肉体と、高い振動数の波動
である意識を共に備えた存在なのです。
そして私たちが制限された科学で編み出した文明も振動数の低い物
質に満ちています。
これは地球の人生経験は低い振動数を浴びることで高い振動数の意
義を効率的に学習することを目指しているためです。
多くの人は自分を取り巻く低い振動数に洗脳されて抜け出せないで
いますが、誰でも決心さえすれば意識を高い振動数に上げてゆくこ
とが可能なのです。

言葉 = 音 = 波動 = 意識 であり

高い波動 = 光の意識

光の意識 = 神の力と同等 → 創造

これは素晴らしい物理の仕組みです。
個人でも適切に言葉=波動の振動数を上げれば、自分の望んだ創造
を起こせることを約束してくれているからです。

但し、振動数を上げようとうんうん唸って思考するだけでは現実の
創造には条件不足であって、百パーセントの信頼と実感に裏づいた
感情が必要になります。(今回のテーマから少し外れますが、重要
なので別の記事に書いていく予定でいます)

自分の態度、意識の持ちようについてはひとまずおいて、その時、
世界でいかにして創造が行われるのかをカタカムナによって見てみ
ましょう。

カタカムナのウタヒは80首ありますが、一言一句の字義について
多くの研究者が意見を表して下さってますので、それを参考にしつ
つ自分でも考えてみるという態度でよいかと思われます。

カタカムナという単語を分解してみます。

カ というのは根本である無限の存在です。

足立育朗氏の「波動の法則」でクォークを「カウ」と呼んでいたの
ですが、足立氏はこの「回転球体素粒波」が時空の仕組みの本質で
あると述べています。足立氏は高次情報にアクセスして公開してい
るのですが、カタカムナの潜象波動物理と見事に重なっているよう
に私には思えます。(尚、小さすぎるのと、人間の意識の干渉が強
すぎてクォーク測定は原理的に不可能だそうです)

カタ という潜象世界から放たれ現象世界に現れた形

カム カタチがム=無であるが豊饒な潜象世界

ナ 繰り返すうちにチカラが濃縮された生成物

となります。

カタカムナという単語ををひと言で説明するなら「現象界に現れた
カタチはカタチなき潜象界から生成される」ということです。
カタカムナはこの一語で宇宙真理の悟りを表しているのです。

それはどこに現れるのかといえば

マ 潜象から現れ出た最小単位

マリ 自転公転運動するマの塊

ワ マリの描く球面

マワリ 自転運動  対する公転運動はメグリ

先ほど触れた足立氏の「回転球体素粒波」も公転運動と自転運動を
同時にしており、さらに他の回転球体に絶対にぶつからないと述べ
ています。

アマ アらゆるマという総称

アマタマ 銀河系のような星雲宇宙

タカマ 全ての銀河を含む大宇宙

ということになります。

次回は「カタカムナで瞑想する」を書く予定です。

とりあえず実際のカタカムナ十首まで(逐語認識の都合で渦巻き
状を一列にしたもの)を眺め、対応する片仮名を見てみましょう。
※「がー太」さんが提供するカタカムナ文字フォントを使わせて
頂き、それを画像化して貼ってます。ありがとうございます!

 

第一首 

カタカムナ1

カタカムナ ヒビキ マノ スベシ アシアトウアン 
ウツシ マツル カタカムナ ウタヒ

第二首

カタカムナ2

ヤタノカカミ カタカムナ カミ 

第三首

カタカムナ3

フトタマ ノ ミ ミコト フトマニ ニ 

第四首

カタカムナ4

イハトハニ カミ ナリテ カタカムナ  
ヨソヤコト ホグシ ウタ 

 

第五首

カタカムナ5

ヒフミヨイ マワリテ メクル ムナヤコト 
アウノ スヘシレ カタチ サキ 

 

第六首

カタカムナ6

ソラ ニ モロケセ ユヱヌオヲ
ハエツ ヰネホン カタカムナ

 

第七首

カタカムナ7

マカタマ ノ アマノミナカヌシ 
タカミムスヒ カムミムスヒ ミスマル ノ タマ

 

第八首

カタカムナ8

ウマシタカカムアシカビヒコ トコロ チマタ ノ トキ オカシ

 

第九首

カタカムナ9

アメノトコタチ クニトコタチ アメ クニカ ソコ ソギ タチ 
カタカムナ マノ トキ トコロ トコ タチ 

 

第十首

カタカムナ10

メグル マノ ミナカヌシ タカミムスビ カムミムスヒ
オノコロシマ カムナ ホグ アメ ツチ ネ ハシ マリ

 

参考文献

最も優れた集成が楢崎皐月氏自身が編集に携わっていた相似象学会
機関紙「相似象」です。一号~十六号(残念ながら絶版号も多々あ
るので古本屋などで見かけたら貴重です)

「日本の上古代文明とカタカムナウタヒ」
楢崎皐月氏に後継指名されて編集に参加した宇野多美恵女史による
1~80首の解読メモを秘書がまとめたもの。
学会誌での解読は71首までで終わってるので貴重です。

「カタカムナへの道~潜象物理入門」 関川二郎 、稲田芳弘 著
カタカムナ48音の響きに秘められた宇宙と生命の神秘を解く

「潜象のサイエンスで解く 縄文・カタカムナ・レイキ」
アマナ(呉清恵)著
縄文土器に秘められていた「3プラス1(ミソデホト)」の原理を
解くことにより、【カタカムナ潜象物理】が生命創造、夢実現や
癒しをもたらすことを明らかにする

「波動の法則」足立育郎著
こちらはカタカムナ関連ではありませんが、高次情報にアクセス
して得られた足立氏の著作です。

以上、ご精読ありがとうございました。