3I/ATLASは地球外文明からの訪問者か?

3I/ATLAS

巷では3I/ATLASスリーアイアトラスへの関心が高まっています。私も当初はさほど関心はなかったのですが、0.005%の確率で太陽系公転面に平行に、金星、火星、木星をなめるようにして侵入してきたのは知的計算の可能性があると知って、毎日情報チェックを始めました。

すると頻繁に科学者の予想を裏切ることが連続。
これはもしかしたら地球外文明が放った偵察用の天体なのではないかという想像も沸いてきました。

これまでの発見の経緯と明らかになったデータの異常を見てゆきましょう。

 

⒈3I/ATLASの発見と初期の異常な観測結果

 

2025年7月1日、チリの小惑星地球衝突最終警報システム(ATLAS)の望遠鏡システムが3I/ATLASを発見しました。
これは、過去のオウムアムア(1I/ʻOumuamua)とボリソフ彗星(2I/Borisov)に続いて太陽系外からの飛来が確認された観測史上3番目のインターステラ天体という意味で「3I/」と接頭辞が付きました。

 

その誕生は驚くことに私達の太陽系の年齢46億年より古く、76億年から140億年の間と68%の信頼度で推定されました。

3I/ATLASの軌道は、偶然、または奇跡的な確率で太陽系の惑星の公転軌道面に約175度とほぼ一致しています。

3I/ATLASは金星、火星、そして木星に接近するが、地球に最接近する時も約2億6882万kmも距離があり脅威は起きないと見られています。

 

下は天の川銀河を上から見て、太陽の軌道を黄色で、3I/ATLASの想定軌道を赤色で示した図です。
天の川銀河俯瞰図
出典: M. Hopkins/Ōtautahi-Oxford team. Base map: ESA/Gaia/DPAC, Stefan Payne-Wardenaar 

この天体は発見直後から、その挙動やデータに従来の科学的知見から逸脱した異常が見つかりました。

非重力加速度:
太陽に接近する際、重力によって減速するどころか前例のないレベルで加速しました。

組成の異常:
JWSTの観測では、巨大な二酸化炭素の雲に包まれ、その元素組成は鉄・ニッケル比が彗星の常識から外れ、有機化合物も既知の化学モデルと一致しませんでした。

色の変化:
通常の彗星とは異なり、コバルトやチタンのようなイオン化金属のスペクトルを放ち、青く光り始めました。

また、8月から10月にかけて質量損失率が60万倍に急増しましたが、放出されたエネルギーが質量損失に見合わないため、別の形態のエネルギーが関与している可能性が示唆されました。

 

2.ローブ博士による断片化説

 

ハーバード大学のアヴィ・ローブ博士は、この彗星の異常なアンバランスなガス放出の謎に挑みました。

直径の矛盾:
観測されたガス放出率を達成するには、核の直径が約14.3km必要ですが、ハッブルの画像では核の幅はわずか2kmしかありませんでした。これはエネルギー要件に比べて16倍以上小さいという矛盾を生じていました。

 

断片化の提唱:
ローブ博士は、この矛盾を解決するため、彗星が少なくとも16個の等しい断片に分裂し、個々の表面積が増えることでより多くのエネルギーを太陽から吸収した、と結論付けました。

 

「非自然的なプロセス」の示唆:
但しローブ博士は、この過程が「完全に自然ではないかもしれない」という可能性も示唆し、対称的な分裂パターンは、天体自体がより効率的に機能するために意図的に分解されたかのようだと指摘しました。

 

3.組織的ジェットと「アンチテイル」の出現

彗星が単に自然に崩壊したという説は、その後の観測結果によって複雑化します。

構造の構築:
2025年11月9日の観測画像より、天文学者たちは3I/ATLASから太陽方向へ95万km、反対方向へ285万kmに及ぶコリメートジェット(collimated jet:平行に束ねられたジェット)を観測しました。このジェットが数百万キロメートルにわたって構造を保っている点は、ランダムな太陽熱による崩壊や断片化によるガス放出では説明が非常に困難です。

 

自然起源の否定:
この観測結果を受け、一部の専門家は、3I/ATLASが自然起源である確率が1億分の1にすぎないという試算を公表し、組織的・技術的な推進システムの存在を強く示唆しています。

 

アンチテイル:
従来、彗星の尾は太陽風で太陽と反対方向を向くと考えられて来ましたが、3I/ATLASはアンチテイル(太陽に向かって伸びる光の帯)という極めて稀な現象を示しました。

 

推進システムの痕跡:
さらに、太陽に向かって真っすぐ伸びる独立したジェットを含め、合計7つの対称的かつ幾何学的に配置されたジェットが記録されました。
これらは噴射推進システムの痕跡のようにも見えました。これにより、3I/ATLASが数百万年機能し続けている古代の機械構造の残骸であるという説が浮上しました。

 

軍事的な緊張:
この謎の天体を巡り、NASAの沈黙とは対照的に、欧州宇宙機関(ESA)や中国、ロシアが観測活動を強化し、軍事偵察衛星まで動員されています。予測されたジェット気流が地球の軌道に接近するよう調整されている可能性が、各国政府を警戒させている一因とされています。

 

4.テクノロジー的推進システム説

ローブ博士は、自然な彗星の物理学が観測を完全に説明できない場合、代替案を考慮する必要があると改めて主張しました。

低質量損失の実現:
高度なスラスタを使用する技術的な推進システムであれば、彗星のガス噴出よりも遥かに少ない質量損失で、観測された加速度や幾何学的なジェット構造を説明できると論じました。

 

疑問としての提起:
ただし、ローブ博士はこの説を確定的なものとしてではなく、「質問」として提起しています。今後の観測によって、天体が太陽熱で自然に破壊されたのか、それとも過酷な環境にもかかわらず構造的完全性を維持し、組織的なジェットを放ち続けているのか、が判明すると述べています。

 

5.今後の観測と人類への示唆

 

ここまで興味深い3I/ATLASのデータを見てきましたが、皆さんの感想はいかがだったでしょうか?
いよいよ来月19日が地球に(といっても約2億6882万kmも離れたところまで)最接近しますが、その時にどんな正体が明らかになるか楽しみです。

私は宇宙船が銀色のきれいな合金で包まれたものでなければという発想は陳腐な固定観念だと思います。ゴツゴツした岩そのものの方が敵対的な意思を持つ種族に邪魔されずに偵察航行が行えるという発想がむしろ有効です。何しろ警護の難しい遠方に送り出しているのですから。

 

3I/ATLASは、オウムアムア(1I/ʻOumuamua)とボリソフ彗星(2I/Borisov)と異なり、人類が恒星間からの使者を包括的に研究する可能性を開いた最初の天体です。
太陽系における星間飛行天体の軌道
出典: Darryl Z. Seligman et al.

さて3I/ATLASは12月19日に地球に最接近しますが、それを待ち構えてハッブルとジェイムズ・ウェッブの宇宙望遠鏡による11月と12月の分光観測(スペクトル分析)が行われることになっています。その結果が3I/ATLASの正体を決定づける鍵となります。

 

結論の行方はどうなるのでしょう?
画像が複数の核の断片化を示せば、自然の物理学で説明されます。
逆に画像が単一の無傷の核が統制のとれた特異なジェットを生成していることを示せば、真に未知の領域に突入することになります。

その後は12月19日からわずか7週間で観測範囲を離脱し、2026年春には太陽系を離れ、二度と戻らないと考えられています。

この最後の機会に、3I/ATLASが「自然の彗星」なのか、それとも「人類の理解を超えた恒星間天体」なのかという根本的な問いに答えが出るでしょう。

この3I/ATLASが地球外文明の生ける証拠になったら、その時、私達は、宇宙も地球と同じく奪ったもん勝ちという、ならず者の野蛮精神を捨てて、普遍的な愛に根差した宇宙大調和の精神へと転換するしかないと思います!
3I/ATLASが人類覚醒の大号令になるよう祈ります。

 

以上です。ご精読、ありがとうございました。