オーラを見る方法

1そもそもオーラとは

「あのひとはオーラが違う」というフレーズはわりと使ったことがある人も多いですよね。

しかし「あなたはオーラが見えるのか?」と問われると、「はい」と答えられる人は一気に減ってしまいそうです。

そもそもオーラとは何なんでしょう?

私たちは親から、あるいは教育を通して、またテレビなどのメディアから洗脳されミスリードされています。
そして自分や他人の体を問題にする場合、生物学や医学が扱う物理的な肉体を前提にしてきました。

しかしその生物学的、医学的方法ではオーラは捉えられません。

そもそも原子核空間の原子、陽子、中性子、電子といういわば成分部分をパーセントで表せば最も大きいのは何にも該当しない空間であり、スカスカこそが物質の主成分なのです。
この物質に確固たる存在感を感じてる事自体が非科学的であり、欺瞞による錯覚なのです。

それは量子物理学の有名なスリット実験に例えれば、粒として描けるのが物理的肉体であり、波動として拡散するのがオーラというような受け止めも出来ると思います。

それを端的にいうと人間には(物理的な)肉体と霊体があるということであり、さらに霊体が肉体からはみ出ている部分が(見える対象としての)オーラということです。

なので必ずオーラは肉体より大きいことになります。

見えるのですから自ら光るか反射かはわかりませんが光る性質を持ち、周囲と区別できるということです。

透視能力者・霊媒のテッド・アンドリューズは「人間のオーラというのは肉体を取り巻くエネルギーフィールド」で「人間をすっぽりと包み込む立体的なもの」「健康な人の場合、オーラはからだのまわりを楕円形、あるいは卵型に包んでいる」「平均的な人で、身体のまわり2.5~3mにわたって包んでいる」と解説した
オーラ Wikipediaより引用

肉体を取り巻くエネルギーと言われて中には気功を連想した方もいるかもしれません。
オーラは見えるという受け身の静的な状態にあるのに対して、気功と呼ばれる場合は自分の意志で操ったり、循環させるために大きさも変化する動的状態という違いがあるものの、その意味する実体は同じもののように思われます。
つまり静的に見ようとする時にそれはオーラと呼ばれ、その中のひとつを動きに乗せて操り循環させる時に気功と呼ばれるのです。
またオーラは目で感じ取り、氣は手で感じ取るという捉え方もできそうですね。

オーラを見るつもりで例えば手のひらを合掌するとそれは高みに向かって放たれるのが見えますし、上級者の方になると手と宇宙の間でオーラのビームが繋がっているのが見え、さらにトーラスと呼ばれるドーナツ状のオーラや氣の流れの束が見えるとまで仰います。

また神智学ではオーラを肉体を五層に包み、さらに三層が眠っているとみます。

『神智学の教典によれば、人間の身体は肉体・エーテル体・
アストラル体(感情体)・メンタル体(精神体)・コーザル体(思考体)・
ブッディ体・アートマ体・モナド体の八層から成っていると説かれています。
このうち、エーテル体は肉体とほぼ重なって存在しており、
アストラル体、メンタル体、コーザル体の各体は
その上部に順次、層を形成して広がっています。
一方、ブッディ体、アートマ体、モナド体は真我(魂)を形成する質料で、
肉体の内部に眠っている状態で存在します』

霊能力入門 より引用

これらの層は上部にゆくほど周波数が高く、次元も上がると考えられ、
普通の人間がオーラとして見るのは難しくなります。

この図は左にチャクラ、右にオーラを示してますが、仮に色が同じでも
そのチャクラとそのオーラが対応してるという意味ではありません。

エーテル体とアストラル体は幽体離脱する本体!のようで、現実世界ではエーテル体として認識され、
そこからさらに霊界や幽界に移行するとアストラル体になるらしい。

さらに霊的に進化するとメンタル体となり
さらに浄化が進み解脱するとコーザル体になるようです。

またオーラの色には何色かのバリエーションがあり、感情や健康状態、人格を表していると考えられています。

オーラはこのように多様で豊かな相を持っているのですが、普段の私たちは物質界に捕らわれてオーラを忘れているのです。

(本当は肉体の内側にもオーラはあるわけですが、肉体を透過視する習慣を持つといろいろ生活に不都合が生ずるので肉体の手前すれすれでオーラの領域を止めるのが初心者には、あるいは上級者にも無難です)

 

 

2手のオーラを見てみる

 

最も簡単な方法は自分の手のオーラを見ることです。

といってもすぐ見える保障はないですけれども、とりあえずやってみて下さい。そして見えないぞという場合は後から3、4章で氣を強化していきましょう。

まずは白の壁や黒い布の手前に指を開いた手をかざしてじっと見詰めてみましょう。

もし暗いところが気にならなければ夜、照明を落として手を前方に突き出して見詰めるのも良いアプローチです。

意識の持ち方としては
指は脇役に後退させて周りに焦点をずらすつもりがよいです。

すると手の輪郭の外側がぼんやりと光ってるのが見えませんか?

ちょうどバリヤーの手袋が指を包んでいるような……。

そう、それがオーラなんです。

いやあやふやだよと自分の見えたものを否定しない方がよいです。

慣れてゆくに連れてもう少しハッキリ見える可能性があります。

固定観念を崩すことを許してあげてください。

なんだ、時々気付いてたよという方もいるかもしれません。そういう方は固定観念で自分にはそういう能力はないと思い込んでいただけか、そういうふうに見える必要はないと拒絶してたのです。
意識を集中することでオーラをしっかり認識できることに意味があります。

残像じゃないかと思うかもしれませんが、残像は本体より太くならないので時間を経過しても指の右側も左側も等距離にふくらんでいればオーラと考えられます。

 

色は人により違います。黄や緑、桃や赤、白、紫違うので固定観念で決めつけず、見えたものを受け入れればよいのです。またその時の心理状態で変わることもあるので今の状態はそうなんだ程度に受け止めてください。

白背景と黒背景で見やすい方を使って5分以上集中して観察しましょう。

それが出来たら今度は左右の指の腹同士を5センチ離して向き合わせてみましょう。

指はどの指でもよいですが人差し指か中指あたりが無難でしょう。

左右の指を少しずつ近づけてゆくとオーラがぶつかり中央で安定するのが見えます。

同時に指の腹もモゾモゾする感覚が生じるかもしれません。それは氣を感じているという意味でもあります。

細かい粒子がざわざわと流れるのが見えたり、片方の指からビームが上や斜めに走るのが見えることもあります。

ぼんやりしてわからないという方もあきらめる必要はありません。

現実物質への固定観念が強すぎると物質だけに集中力の大半を注ぎ込んでいるということが起きがちなのです。オーラは物質というより霊的なものです。

3氣を強化してから見る

ところでオーラは静的に目で見ているわけですが、氣のエネルギーは刺激してあげることで強くなります。

ということは氣を刺激して高めたら、オーラは見やすくなるかもしれません。

ここに気付いた方、エライですね!

最初の段階でイマイチだった方も、そこそこ見えた方もここは気功を高めてもう一度
オーラをチェックしてみましょう。

気功の高め方は簡単です。
手のひらを合わせて適当な回数、擦り合わす。これだけで氣は高まります。

適当な回数は30回ぐらい、多くても50回ぐらいで十分でしょう。

白の壁や黒い布の手前に指を開いた手をかざす。
あるいは夜、照明を落として手を前に突き出す。

そして見詰めるのです。

どうですか?

強化なしより、はっきりしてきたという方も多いと思います!

それが出来たら今度は左右の指の腹同士を5センチ離して向き合わせてみましょう。

指はどの指でもよいですが人差し指か中指あたりが無難でしょう。

左右の指を少しずつ近づけてゆくとさっきよりずっと密で濃いオーラが見えるかもしれません。こうなると自慢したくなるレベルです(笑)

もちろん指からビームが上や斜めに走るのが見えることもあります。

 

 

4さらにオーラを見る力を高める方法

さらにオーラを見る力を高めたいのであれば次のステップもあります。

Aチャクラを鍛える方法
B三次元的な補正癖を矯正する
C鏡を使って見る

 

Aチャクラを鍛える方法

オーラを発する元はチャクラからの氣ですから、体に七つあるチャクラを鍛えればよいということになります。

一番、取っつきやすいのは呼吸法を意識的に行い、大気(つまり宇宙)の氣を自分のお腹のチャクラか、尾てい骨のチャクラに迎えて、上昇させてそれぞれのチャクラを活性化してゆきます。
呼吸だからといって最初に胸のチャクラに気を送り込むというイメージはしません。
入るところ、出るところは口や鼻のイメージでよいのですが、チャクラを巡る氣息プラーナはナーディー管を通って下のチャクラから上のチャクラへと運ばれるので、気管支や肺などの肉体とは別次元のコースだからです。

先ほどの図でチャクラの場所、名称、役割をざっと見てみましょう。


一番下から

第1 尾てい骨 ムーラダーラチャクラ
生命力、特に土壇場の底力を示す

第2 臍の下 スワーディシュターナチャクラ
自立心・性的

第3 臍とみぞおちの中間 マニプーラチャクラ
太陽神経叢とほぼ重なり自信・エネルギー

第4 心臓 アナハータチャクラ
対人関係。覚醒すると他人の心が聞き取れる

第5 喉 ヴィシュッダチャクラ
自己表現・覚醒すると超人的聴力、願望達成力

第6 額の中心奥 アージュニャチャクラ
第三の目 覚醒すると未来過去を透視

第7 頭頂部 サハスラーラチャクラ
人生の目的 覚醒すると高い霊性獲得

具体的には呼吸によって氣をチャクラに送り込むわけです。

呼吸というぐらいですから、
吐くサイクルから始めて長く細く吐き切り
そこで吸うサイクルに入り、ムーラダーラチャクラ(またはマニプーラチャクラ)に届け、
息を止めるサイクルに入り、氣がチャクラを回転させるイメージで活性化します。
そしてまた吐くサイクルに戻ります。

秒数は最初は吐くのに20秒、吸うに10秒、止めるに10秒ぐらいから始めて慣れたら延ばしていきます。
比率は吐くが吸うの倍ぐらいで、止めるは吸うと同じぐらいです。
長ければ長いほど良いと思います。長息=長生きですので。

上達したらチャクラからチャクラへ氣が移動するところまでイメージ出来ると尚良いです。

 

B三次元的な補正癖を矯正する

手のオーラを見る時に方眼紙を背景にしたと仮定しましょう。
この時に、今までの洗脳からあなたが方眼紙のマス目をきっちり見ようとしていたら、オーラを見るのは難しくなります。
オーラを見るならば三次元のマス目に焦点を合わせるのではなく、別次元の精細な氣に焦点を向けなければならないのです。

いわば焦点を医学科学的に正常といわれる見方から、意識を制御してずらす必要があるのです。

そこで効果があるのがひと昔前に流行ったマジカルアイという本の画像を見る訓練です。

人々は視力回復を期待してやったようてですが、その効果はさほどなくブームは去ったようです。
が、画像が立体的に見えてかなり面白くて私もやりました。
平行法と交差法があり、
平行法は左右の眼、それぞれの焦点を奥にずらして独立させ、真ん中に出現した左右の補い合う像を求めます。
交差法は右の眼で左の画像に焦点を合わせ、左の眼で右の画像に焦点を合わせて、真ん中に出現した合成画像を求めます。

交差法の方が左右の見ている方向を何度も確かめたりしながらが大変です。
そして真ん中に画像が浮かんで来たら、今度はそちらに両方の焦点を統合する作業に毛様筋でしょうか使うので疲労を覚えます。が、パッと焦点が均衡すると立体に見えて感動するんですよね。

この作業で左右の焦点がずれていることがオーラを見る点に効果があるようです。

シリーズ本を出してる宝島社のサンプルの図です

平行法で見ると中央に角が立って浮いた感じで立体化します。
交差法で見ると中央がへこんで奥まった部屋を眺めるように立体化します。

常識に洗脳された私たちは強力に三次元物質に焦点を合わす暗示にかかっています。だから霊界あるいは潜象界にだけいきなりズバリと焦点を合わせるのは難しいので、まず片方は三次元だけど、もう片方は霊界あるいは潜象界に焦点を合わせると、もうひとつの真実に気づけるということなんですね。

より具体的に言えば、右目で物質としての指に焦点を合わせて見てるが、左目で指の前または後ろに焦点をずらしてその空間にある氣が見えてくるということなのです。
出来るようになると交差法の方がオーラ見るより面倒で疲れます(笑)

参考サイト「立体視のやりかた」練習画像が下の三分の一あたりにあり
http://www.tanokura.net/3d/index.html

細かい説明にとらわれず、まずはやってみみれば体得できると思います。

C鏡を使って見る

最後に紹介するのが鏡を使って自分の頭のオーラを見るという方法です。
最初、このやり方を聞いた時に(それは難しいんじゃないのか、それが出来るなら氣も鏡で反射するというんかい?)と思ってたんですが、実践してみたら簡単に見えてしまいました。

うーん。でも氣は頭のあたりに留まっていて、見えてるのは可視光線認識の視力が鏡を通して頭まで到達してるからだ~とハチャメチャな論理を展開したい気分になります。

まあ、結論として出来るみたいです。

紙や壁紙や布地を背景にするより、透けて見える印象ですが、慣れれば問題なさそう。

トライしてみてもいいかもしれません。

いかがでしたか?
オーラを見るというのは古い固定観念からの脱却が第一歩。それを乗り越えれば少しずつでも着実に見えてくる筈です。
どうぞ楽しんでトライしてください!

ご精読、ありがとうございました。